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カウントダウン 

こんばんは。

今日は塾で模試を受けてきました。

センター試験を直ぐに印刷して、模試として受けることができる。

幸せなものです。

お金は払っているのですがね(笑)


最近はどうも、感覚がおかしい。

ネジが数本緩んでいるようです(笑)

机やパソコンに向かっている事が多いので、立ち止まって景色を見たりすることが減りました。

だからかな、塾から帰ってきて家に入る前にふと扉の前で立ち止まって夜空を見上げると、

どうしたもんだかうるっとしてしまうんですよね(笑)

なんだか涙が出てきて、綺麗だなーと思って、幸せだなーと思って、

地球は素敵な星だなとか、生きてて良かったなとか、良くわからない事を考えてしまう。



空を見るのが好きです、最近は。

何にもしないで、ぽかーんと空を見つめる。

心が洗われますよ(笑)

北海道の空、綺麗ですよ。



それから最近はいつの間にか、カウントダウンをしている。

試験へのカウントダウンでもするのかな、と思いきや。

あと何度この声を聴けるだろう、とか

あと何度この人の笑っている顔がみれるだろう、とか

そんなこと。

病んでる……? 

のかな、そうなのかな? これってまずいのかな?

少々不安です(笑)




追記より、良くわからない短編小説です。
「メッセージ」

物語を紡ぐ友人がいた。

どんな始まりもそうであるように、初めは特別仲が良いわけでもなかった。

一緒に帰ったりとか、少しきつい冗談を言い合ったりだとか、そういう関係ではなくて。

彼という人間について知っている事は、苗字と名前といつまで経っても微妙に一致しない顔、

そんなごく普通のクラスメイト、ということだけだった。


ひょんなことから彼に近づく機会があって、それから僕たちはよく話をするようになる。

それこそ、一緒に帰ったりだとか、きつめの冗談を言い合ったりだとか、 

そういう関係に、いつの間にかなっていた。


ある秋の日。冬が近づいた冷たい風に落ち葉の舞う秋の夕暮れ。学校の帰り道。

彼は僕に一編の、短編小説を読ませてくれた。

それは突然、並んで歩いている僕に徐に渡された。

しわくちゃの原稿用紙に書かれた、形の整った綺麗な字が並んでいて、其れは紛れもなく彼の字だと解る。

僕の横を歩いている、僕より頭一つ大きい彼を見上げると、

「読んでくれる?」

そう言って白い息を吐いて笑った。

「お前が書いたの?」

何度か宿題を写させてもらって見慣れた文字で、彼が書いているとは知っているのに、

何故か彼が書いたと信じられなくてそう聞いてしまう。

「そ、俺文芸部だからさ」

「へえ。知らなかった」

彼と話すようになってからも、彼が部活へ向かうところを見たことがなかったし、

僕と違って長身で、運動神経がよくて、スポーツ刈りで、

何より女にモテる。

本を読んでいるのもほとんど見たことが無い彼が、廃部寸前の文芸部に所属しているとは夢にも思わなかった。


かじかんだ手で紙をはぐり、歩きながら読む。

その間彼は黙って遠くを見つめていた。

丁寧な文。優しい文。少年と少女の他愛もない対話文。

普段の彼からは想像できなかったけれど、何処か彼らしくもあった。

物語の終わりは、結構小ざっぱりとしていた。

何処か物足りない感じさえした。

「これで終わり?」

「そ。それで終わり」

礼を言って返すと、彼は「読んでくれてありがと」言って、くしゃくしゃの紙を二つに折って丁寧に鞄にしまった。

「続きは無いの?」

「無いなあ」

「そっか」

しばらく僕たちは無言だった。

歩いている途中に無言になるのは、別に特別なことじゃなかった。

遠くから交通安全を歌う自動車学校の広告の音楽が聞こえる。

聞き飽きた音楽。耳に少しの不快感を残して、歌いたくもないのに口ずさませて、風と共に耳を通りぬける。

「さっきのやつさ、本当は続きを書こうと思ってたんだよね」

唐突に話し始めた彼を見上げると、彼は照れ臭そうにニカッと笑った。

「続き、というよりは」

そこで彼が考え込んで上を向き、僕はいつものように次の言葉を待つ。

言葉を選んで話すのが癖の様だった。待つのは嫌いじゃなかったから、只ジッと待っていた。

「俺の中にある壮大なストーリーの一部?」

ようやく出した言葉に納得がいかないのか首を傾げて言った彼を、僕が黙って見つめていると 

「厨二か、ってな。ツッこめよ」

照れ臭そうにそう言って僕を小突いた。

「じゃあ続きあるじゃん」

少し期待して僕が言うと、彼は困った顔をした。

「書けねえの。矛盾が生まれちまったから。俺の中の話と、さっきお前に見せたやつとで」

「へえ! どんな話?」

「はあ? 俺の中の話?」

端正な顔を歪ませて素っ頓狂な声を上げる。

「うん。お前が良いなら教えて」

「んー、長いぞ?」

「いいよ、構わない」

彼は少し考えた後話し始めた。結局話すのだ。僕に話を振ったということは、話しても良いと彼の中で決断を下した時なのだから。

ゆっくりと話し始めた彼の話は、だんだん速度を上げ、唸りを上げ、それに合わせて彼も身振り手振りを増やしていった。

すれ違った小母さんが、怪訝な顔をして僕を見る。

それは本当に長い話で、壮大なストーリーだった。

よく作り込まれていて、本当に彼が考えたのかと驚いてしまう。

短編小説で対話した少年と少女。

彼の頭の中で一本に繋がったストーリーでは、少年は少女によって生み出されたものである、と。

少女の想像によって創りだされた世界の、少女だけが知っている世界の住人なのだと。

だから少年は、この世に存在することは無いのだと。

その物語で対話することは出来ないのだと。

それが矛盾で、詰まってしまったのだと。

そういう主旨の話を、身振り手振りを加えて時々自分の中を探すように遠くを見つめて、楽しそうに話していた。


話に夢中になっていた僕たちは、いつの間にか大分歩いていて、彼が乗る地下鉄の駅のすぐ近くまで来ていた。

「じゃあ、また明日な」

そう言って片手を上げて、目じりに皺を寄せて、近くを歩いていた女性の瞳を奪って、小走りで階段を下りて行く彼を見送る。

あんな芸当僕には絶対に出来ないな、そんな事を思いながら、口には不細工に薄ら笑いを浮かべて僕も帰路につく。

独りになった僕は、彼の書いた小説の事を悶々と考えながら小さな声ですれ違った隣人に挨拶をし、部屋に入る。

独り暮らしの部屋。誰もいない一部屋しかない殺風景な僕の城。

その部屋の大部分を占めるベットへ鞄を背負ったままダイブする。


彼に心を見透かされたような、そんな気持ちを胸に抱えて。

僕は僕の創りかけの世界へ


顔を埋めた
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テーマ: あれこれ - ジャンル: 学問・文化・芸術

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